高クオリテイの拳動がスクリプト初心者でも実現可能になりそうです!
プレイヤーが「Hytalr Model Maker」で作成したMob(生物、モンスターなど)は動きのもととなるモーションなどを専用のスクリプト使用して、簡単に拳動を設定できことが分かりました。
このスクリプトは、基本的に対象物と組み合わせるだけで良いので、自分でスクリプトを書く必要はありません。手っ取り早く作成したい初心者の方におすすめです。
Behavior Scripting Systemの詳細
専用スクリプト「Behavior Scripting System(ビヘイビヤ スクリプティング システム)」を使用することで拳動だけでなく、周囲のワールドや地形、天候に合わせた振る舞いを行うようになるため、「〇〇の時にはジャンプする」といった細かい設定の組み合わせが不要になります。つまり、アセットのようなものです。
テンプレートがあるので細かい設定が不要
Behavior Scripting Systemには最初から複数の拳動がパッケージにされたテンプレートが用意されているそうで、ユーザーが拳動を細かく設定する必要がありません。一つ設定しておけば良いのです。
しかし、拳動を多く設定したほうがより動きがリアルになるので、テンプレートで用意されていないスクリプトを自分で書くこともできます。
また、テンプレートも用意されている中から複数を組み合わせることもできます。スクリプトを書けなくても、そこそこリアルに(というかテンプレート自体がクオリティ高いですが)設定できますね。
テンプレート同士が競合してしまうものは同時に利用できません。バグが発生します。
スクリプトも極力簡略化されていたり、あまり難しくないコードを使用されていたりするので、作っているうちに覚えることができるかもしれませんね。
相互作用による拳動を設定可能
〇〇が起きたときのみに、〇〇を動かす、といった相互作用による拳動を設定可能です。
例えば「雨が降っているときに攻撃されたら退却するけど、晴れの場合は戦う」といったプログラム的な条件分岐処理ができます。
スクリプトはJSON形式
マインクラフトの一部ファイルと同じく、JSON形式で記述・作成できるそうです。
スポンサーリンク
まとめ
- Behavior Scripting Systemで作成したMobの拳動を簡単に設定できる
- テンプレートには複数の拳動が用意されている
- 条件分岐的な処理が使用可能
モデルメーカーと組み合わせることで最強のタッグを組めそうなBehavior Scripting System。最後に、開発チームのコメントを紹介します。
このシステムの開発の目的は、(モデルメーカーで作成したMobが)プレイヤーに影響されずに行動することによって、ワールドの没入感を向上させるNPCを作成できるようにすることです。
精密に設計したプログラムを使えば、勝手にプレイヤーが欲しい資源やアイテムを回収しにいってくれます。
そのようなサバイバル的に活用するだけでなく、何十体ものMobを並べて戦闘させることも可能なので、幅広くマルチに活用できそうですね。
参考 An introduction to building NPC behaviors – HytaleHytale official site